卒業式・卒園式のシーズンですね
来月は卒業・卒園式シーズンですね。
お子さんがご卒業、ご卒園される皆さま、誠におめでとうございます。
きっと「早かったなぁ」とか「この前、入学(入園)したばかりだと思ってたのに。。。」なんておっしゃっているのではないでしょうか?
そんな晴れの日のお子様をご自身の撮影で残したいという親御さんも多いかと思います。
そこで今日のブログでは少しだけ卒業・卒園式に特化したアドバイスを記させて頂こうと思います。
このアドバイス、私の主観が沢山入っておりますので、その点はご容赦ください。
目次
まず一つ目。
「他の方のご迷惑にならないこと!」
これは撮影云々に関わらず、当たり前のことですが非常に大事です。
でも、意外とマナーが悪い方が多いです。特に幼稚園や保育園など卒園式。
お子さんが小さい時はとてもかわいいですよね。なのでご両親の方も盛り上がっちゃう方が時々おられます。
私がまだ今のようなカメラマンになる前。娘の園がホールなどを借りるイベント(卒園式を含む)などで、
後ろに座っている方を顧みず、カメラをご自身の顔よりも高く上げて、後ろの方のご迷惑になっているのを気づいていない方を散見しました。
私はその頃から目立つような大きなカメラを使っていたため、そういう点では絶対に悪目立ちしないように細心の注意を払うため、
最後列に座るように心がけておりました。但し、これは相応の望遠レンズを持っていたために出来ることですので、一般の方々は兎にも角にも他の方のご迷惑にならないような撮影をするような心がけが第一歩化と思います。
そして二つ目。ここからちゃんとした(?)技術的なアドバイスです。
それは「自立式の一脚を使う」です。
これは写真撮影でもビデオ撮影でも言えることですが手持ち撮影はブレます。
ましてカメラを顔の位置で5分も保持していたら、結構きついのではないでしょうか。
それがビデオなら、あとで見返したとき、プルプルしているビデオは見ている人も「う~ん」となってしまいます。
そこで活躍するのが自立式の一脚です。(右の写真のようなもの)
Amazonでは、安いものなら5,000円前後であるようです。(金額のところにリンクを貼りました)
少し難しい話になりますが、ブレが抑えられれば、ISOを下げられ、シャッタースピードを上げられます。
ISOを下げられば画質が良くなり、シャッタースピードを上げられれば被写体のブレを抑えられます。
要するにきれいに撮れる確率が高くなるのです。
三つ目は「ISOを上げる!」です。
「あれ?ちょっと前に下げたら画質がよくなるって言ってたでしょ」って思いますよね。
確かに。
これが写真の難しいところで、ISOの上げ下げは画質と写真の明るさのトレードオフと思ってください。
ISOを下げると画質は良くなりますが、写真が暗くなります。
写真が暗くなるとピントが合いづらくなったりする弊害があります。
なので撮影に不慣れな方が画質を求めてISOを下げるのは、そもそも狙った写真が撮れなくなる可能性があります。
故に「オート設定でいいよ」もおっしゃる通りだと思います。
もしオート設定でも「あれ?イマイチ」と思った時はISOを上げてみてください。
画質は下がるかもしれませんが、今の画像補正アプリはよくできていますので、ISOを上げることで出てくるノイズ除去も目立たない程度になります。
是非お試しください。
最後、4つ目。
「式が始まる前から試し撮りをする」です。
お子さんが出てきて初めて撮って「あれ?」となってはもう手遅れです。
我々プロは絶対にそれが許されませんので事前の準備を徹底しております。
なので是非、式が始まる前。先生方が準備を始められてる姿などで試し撮りをしてみてください。
それだけでも失敗が減らせられると思います。
私の娘が通っていた幼稚園の園長先生の考えは、「是非、ご両親には目で見て記憶して帰って頂きたい」と言われたものでした。
あとで見返すものより、その場の体験や記憶を大切にされる園長先生でした。
その考えも大変すばらしいと思います。私も通っていた幼稚園で、娘もお世話になったので、園長先生の考えをよく理解していたうえで通わせていたので何も問題ありません。
ただ、その点に関して私の考えは半永久的に、また見たいときに見れるように且つそれを美しく残しておくことがとても大切だと思って撮影してきました。
個性が昔よりも尊重される時代です。大人の考えも同様ですので、こと撮影に関しても様々な考えの方が集まられる場で、まわりに迷惑をかけないようにお子様の大切な記念日を残してあげてはいかがでしょうか。
この春、卒業・卒園式にご列席される方々の何か助けになれば幸いです。
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