七五三撮影で心がけたいこと(ご家族向け)

もうすぐ七五三シーズンですね(現在10月)
神社での撮影をカメラマンに依頼される方はもう予約を済まされている頃ではないでしょうか。
ありがたいことに当方にもご依頼を頂いております。

一生に一度しかないことですので、結婚式と同じぐらい(またはそれ以上に)大切なイベントですよね。
結婚式も成人式は七五三と違い、ご本人の意思が大いに反映されますので、逆にご両親のお考えが通しやすい七五三は本当に貴重な機会かと思います。

そこで今日のブログでは、そんな大切な七五三をよい思い出のまま残せるよう、撮影の際に気を付けたいことをカメラマン目線でご説明したいと思います。

そもそもその神社、撮影OKですか?

私のような出張カメラマンが普及し始めて、残念ながら一部のマナーの悪いカメラマンのせいで神社・仏閣での撮影が厳しくなっております。

事前の届け出や当日の届け出。届け出をしたうえで腕章を付けるなどのルールや、届け出をしたうえで費用が発生する神社などもあります。
このようなルールはその神社・仏閣が決めたものですから、そこにお参りすると決めた以上は必ず守らねばなりません。

カメラマンに撮影を依頼した時に撮影場所も連絡をされますので、カメラマン側も(私は必ず)その撮影場所が撮影していい場所かどうか。
何かルールがあるかを確認します。
もしカメラマンの確認が疎かでお参りの当日に何かルールに抵触し、最悪の場合、撮影が出来ないなんてことになったら大変です。

是非、カメラマン任せにせず、ご依頼主様もご確認いただき、カメラマンと意識合わせをし、どちらが何をするか決められるのがよろしいかと思います。

撮影当日 撮影は撮影前から始まっています!

「なんのこっちゃ?」という感じですよね。
これは撮影前、その日のお召し物を着るところから始まっていますよということです。

お子様はどこかお店で着させて頂くのか。奥様もお着物の時は着つけされるのか。プロに気を付けながら着させて頂いたとしても移動の中で着崩れする場合もあります。
是非、神社など現地に着いたら一度落ち着いて、お子様の衣装の確認。ご夫婦であればお互いの衣装の確認をなさってください。
もしそこで違和感を感じたらその違和感はきっと正しいです。写真で分かります。是非、焦らず直してあげてください。
ヘアセットや髪飾りも同様です!

なんといっても主役はお子さま! お子さまのご機嫌ファースト!

当日、七五三を迎えられるお子さまは主役です! もう王子様、お姫様、超VIP扱いです!
ご機嫌を損ねることがあっては撮影にも影響大です。それだけは絶対に避けたい、避けねばなりません。
どうぞご両親様にはお子さまのご機嫌をとって頂けることを最優先にお願いいたします。

お子さまには特別な着物を着させてあげて何もかもが特別なことと楽しく過ごせるようにするのがよろしいかと思います。

それと合わせて疲れないようにするのも気を付けねばなりません。疲れて表情が曇っては残念です。
衣装を着てから神社までの距離はいかがでしょうか?

撮影はお参りの前?後?両方?カメラマンと意識合わせされてますでしょうか。
そこがどんな神社でどんなカットを撮るかカメラマンは事前にプランニングしています。
お待ち合わせからどのようにお子さまのご機嫌をとっていこうかも考えながら撮影プランをご説明しますので、
ご両親様とカメラマンで協力して、お子さまのご機嫌をとっていくのがベストです。

小物も大切な思い出です

その日に着た着物はもちろん、髪飾りや帯、草履や千歳飴など、それらも大切な記念のものです。
その日のお姿だけでなく、これらのような小物にもフィーチャーして撮影して頂くのがよろしいかと思います。

もしカメラマンが撮っていなそうであれば是非リクエストしてみてください。
(プロはちゃんと気にして撮ります!)

楽しむことがいちばん!

そもそも七五三はそれまでとこれからのお子さんの成長をお祝いする行事です。
なのでご家族でその場を楽しむことが何よりも大切ではないでしょうか。
撮影はそんな自然なお姿を残すためのものでカメラマンは黒子でいたいと思っています。(私の考えです)

今回のブログでは撮影されるにあたり心がけて頂きたいことをお伝えしましたが、なんといっても主役はお子さま。
誰にもどうしようもない時がきっとあります(笑)
そんなときも温かい気持ちで、その状況すらも楽しめたらよろしいのではないでしょうか。
きっとそれもいい思い出です。

どうぞ皆さま、よい七五三をお迎えください。