浴衣撮影のお奨めロケーションの考え方について
横浜・横須賀の出張カメラマン・中村です。
浴衣の季節、せっかくの浴衣姿を素敵なロケーションで撮影したいと思う方も多いのではないでしょうか?
ただ、所謂「映え」スポットはいつも大勢の人がいて、ゆっくり撮影することが難しいと思います。
このブログでは、「そもそも浴衣姿の撮影に相応しいロケーションって?」をテーマに考察します。
そもそも浴衣姿が似合う場所って
和装の浴衣はお寺や神社、お祭りの縁日などのロケーションに加え、季節の花ならアジサイと一緒の撮影が似合いますよね。
でも冒頭に書いた通り、有名なお寺やお祭りの縁日などは人がとても多く、「きれいな写真を撮る」という点については非常に難しいシチュエーションです。
例えば平日の鎌倉はどうか・・・
アジサイが有名な長谷寺をはじめとした鎌倉は浴衣がとても似合う街ですよね。
でも、昨今の”オーバーツーリズム”の影響は鎌倉にも大いに関係があります。土日はおろか、平日でも沢山の外国人観光客で賑わっていて、落ち着いて撮影をすることは不可能に近いのではないでしょうか。
では、どこならいいか
私が考える浴衣が似合うロケーションはご自身がお付き合い(関係)のあるお寺です。
例えば上の写真は私の家のお墓があるお寺で撮ったものです。
この撮影の時は休日でしたがお寺には我が家の人間以外はいませんでした。
もともとお墓参りの予定があった日だったので、「せっかくなら浴衣着ていく?」と娘に聞いたらYes!とのこと。
ただ、お寺も私有地ですので、上に「ご自身がお付き合いのある」と書いたのはそのためです。
ご住職さんと面識があればいいと思いますし、お寺はスタジオではありませんので、ちゃんと本来のお参りをしたうえで、他の参拝の方のご迷惑にならないようにすればよろしいかと思います。決して無断で撮影をお薦めするものではありませんので、誤解のないようにお願いします。
他にお奨めの場所は?
八景島シーパラダイス
八景島シーパラダイスではアジサイの季節に「八景島あじさい祭」が行われます。
シーパラに遊びに行く人の殆どは水族館やアトラクションが目的かと思いますので、アジサイと撮影が目的であれば、その場所の混雑さ加減は他の有名なアジサイスポットほどではないかと思います。
2024年は6月1日(土)から6月23日(日)までですので、是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
三渓園
横浜で和を感じる施設の有名スポットですね。
桜の季節は大変な賑わいですが、今は一段落しているのではないでしょうか。
6月はアジサイの他にも色々な花を楽しめます。(三渓園の見ごろの花はこちらから)
三渓園は一年中、様々な姿を見せてくれる公園で横浜であることを感じさせない情緒豊かな場所です。
まだ行ったことのない方は是非行ってみてはいかがでしょうか。
ロケーションの考え方とは
「〇〇に行って撮りたい!」という場所が目的でない。今回なら浴衣に合わせた場所で撮りたいということであれば、きっと皆さんの身近にも素敵なロケーションがあるはずです。
映えスポットでなくても、ちょっと考え方を変えると意外と簡単に撮れるかもしれません。
是非、カメラを片手に色んなところに行ってみて下さい。事前の調査は大事ですよ。
横浜・横須賀の出張カメラマン・中村でした。