撮影ポリシーと根拠

お客様の中にはカメラマンがどんな写真を撮る人なのか大変気にされるかと思います。
それを確認するには、そのカメラマンの作例を見るしかないですよね?(当たり前ですね)
どのカメラマンも最高の瞬間を残すべく、色々な撮影手法やポリシーをもって撮影に臨んでいます。
もちろん私もその一人です。

撮影ポリシーはなかなか作例からは読み取れないと思いますので、やはり言葉でお伝えするのが一番。
今日のブログでは、私の撮影ポリシーをご説明させて頂こうと思います。
それに加えて私が仕事や生活の中で常に思うこと。「物事の根拠」
これについても撮影に絡めてお話しさせて頂こうと思います。

私の撮影ポリシーはズバリ『沢山シャッターを切る!』です。
当たり前と思われるかもしれません。
でもこれには後でお話しする「根拠」にもつながることなんです。

私に限らず家族写真を屋外で撮るようなカメラマンは一般の方と比べて非常に多くシャッターを切ります。
そして納品する写真はその中から選りすぐりを編集してお納め致します。
例えば1つのシーンでも10回、20回とシャッターを切るわけです。
そしてそこからアングルを変えただけでも、更に同様にシャッターを切ります。
そうすると僅か数分の間だけでも100回以上シャッターを切ることになるんです。
当然同じだけ写真が残ります。

その中からお納めする写真を選ぶのですが、私が好みのものとお客様がお好みのもと当然違う可能性もありますので、似たカットでも数パターンをお納めすることになります。
カメラマンにとっては撮影した全ての写真(母数)が多ければ多いほど、その中から納品対象を選ぶのに時間がかかりますので、本来なら母数が少ない方が理想ではあります。
それにカメラも機械ですので寿命があるものです。1度の撮影で沢山シャッターを切れば、その分、早く寿命を迎えてしまいます。

それでも私が沢山シャッターを切る理由は私の撮影ポリシーに根拠を持たせるためです。
カメラマンの中には「ここぞというときにシャッターを切ればよい」という方がおります。
では、果たしてその写真がベストショットかどうか説明できるでしょうか。
きっと誰も説明できないと思います。(そういうポリシーのカメラマンを否定するものではありません)
お客様に根拠を説明することも無いのですが自分の仕事の向き合い方として、「同じシーンを数秒の間にこれだけ撮った中でのこの1枚だから」と自分が納得して色編集を行い、最高の一枚に仕上げることで自信をもってお納めできると思っております。

自分以外の人を納得させるには相応の根拠が必要だと思います。
何事にもです。
私のこの仕事に対しては、お客様とお会いするのは撮影の当日のみ。
コミュニケーションが限られる中ででも私の撮影ポリシーを写真に込めてお納めして
お客様に大切にして頂ければカメラマン冥利に尽きるというものです。

なんだか真面目な話になってしまいましたが、写真が大好き。
お客様に喜んで頂くのも大好きですので、そのためにはいくらでも真面目に取り組みます!

ご用命お待ちしております。

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