RAW現像の必要性

RAW現像される方、あまり多くないのではないでしょうか。

正直、私も今のカメラを使う前、Pentaxを使っていた時は、Jpeg撮って出しでした。あとで少し画像編集ソフトで色を変えるぐらい。

でも今のカメラを使うようになって、表現の幅が広がったこと。そして写真家Youtuberの方が「RAW現像すべき!」のようなお話をされていたのに感化されて、Lightroomを使うようになった次第です。

参考までにJepg撮って出しとRAW現像したのとで、どれくらい変わる(変えられる)か。まずはJpeg撮って出し。

ちゃんと見たままの色を忠実に撮影出来てます。でも正直、桜に期待している色って、こんなんじゃないんです。特に夜桜は照明の色にも影響を受けると思うので、きれいなんだけど「う~ん。。。」という感じになってしまいました。

そこでRAW現像。

確実に華やかになって、多くの人に「きれいだね」って言ってもらえる画像になったのではないでしょうか。桜も桜らしくなったと思います。

ここで問題があります。写真とはどうあるべきか。現実に忠実であるべきか。今回の桜の写真や今流行りのレタッチなどがされたものも写真と言えるのか。私はどれも写真で見せる目的、見せる人によって使い分けるものじゃないかと思うのです。

私が撮る写真は見て頂いた人に「きれいだな」って思って頂くことを目的としています。なのでRAW現像は絶対にします。
そしてお客様へ納品する写真の色はお客様のご希望に沿ったものとします。
お客様のお好みに合わせ、お客様に「撮ってよかったな。残してよかったな。」と思える写真をお納めしたいと考えております。

桜の花のイメージがピンクであったり、海や空の色のイメージが青かったり、きっと人間の脳の中では「きれいだな」って思う色があると思っています。

そしてレタッチも、あったものを無くすのも、それできれいだったり美しくなるのであれば、それでいいのではないか。女性がお化粧して写真に写るのと、すっぴんのまま撮影してレタッチするのも、ある意味どちらも結果(目指すもの)は同じではないでしょうか。

実はカメラ撮って出しのjpegファイルもカメラが色付けしたものですので、カメラメーカー各社で色付けの仕方が違います。
ということは写真は、カメラマンがどんな条件で撮影して、どんな色調整をするかにかかってきます。

ですのでプロのカメラマンに撮影をご依頼される方は、そのカメラマンがどんな写真を撮るのか。どんな色使いをするのかでじっくり選ばれるとよろしいかと思います。

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